胡瓜接木苗の特性と使用上のポイント

接ぎ方 断根挿し接ぎ
     ピーエスピーシステムにより台木の軸を短く育苗出来
     一般的な断茎より更に根の発生点に近い部分で断根
     できる為、吸水根と吸肥根のバランスが保て、樹勢が
     安定し、秀品となる。

エクセル接木苗とグローイング接木苗の使い分け

    エクセル接木苗は鉢上げ用として開発した苗で、本葉
    1〜1.5枚の大きさです。ゴミ問題解決の為、容器は
分解原料を使用しており、容器のまま鉢上げして下さ
    い。容器により根切り虫等の予防ができます。根は底面
    より速やかに発生しがっちりしたポット苗が育成出来ます。

    グローイング ストレート接木苗(平成14年新発売予定)
    は直接定植を目的に開発した苗で、本葉2〜3枚の大きさ
    です。従来のペーパーポット、海苔巻状ポットの問題点で
    ある、鉢内と圃場の水分移行、容器の分解スピード、鉢の
    周りよりスムーズに発根という点を解決してあり、地球環境
    に優しく、生産者の大巾な省力化が可能となります。
    上手に使いこなすこつとしては、従来の定植より数日早め
    に植え、収穫遅れを回避する事です。また根張りが良く、樹
    勢が保てる為、2本仕立て栽培が可能となり、大巾な種苗費
    のコストダウンが可能となります。

定植 定植前に20〜23℃の水に苗の根鉢を白い包装容器のまま
    どぶ漬けし、根鉢の乾湿を一定にして移植すると活着がスム
    ースとなり、苗揃いが良くなります。気温日中25℃夜間15℃
    地温18℃以上湿度日中60%以上 夜間80%以上(特にAM
    10:00までの湿度は受粉の為に必要、夕方は蒸しこまない)

土作り・元肥 旺盛な生育維持を図るため深耕と良質な完熟堆肥を
    施す。従来の施肥量に準じるが、全施肥量の1/2程度をを全
    面散布もしくは全層施肥とする。残りは、穴肥か条肥とする。
    肥料の種類は緩効性肥料(有機質肥料またはコート肥料)が
    望ましい。

側枝と主枝雌花の摘除 従来通り

主枝摘芯と整枝 従来通り

追肥 後半樹勢の維持と発病予防のため樹勢を衰えさせないよう早
    め早めの追肥が必要となります。

病害虫 予防に心掛け、夜間の過湿、多湿時期の通路マルチングを行う。

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